GEOMETRIC SPACE 雑記帳


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はじめに

本ページは,私,霧島が怠惰な日々の中で気付いたり,感じたことを筆にまかせて『垂れ流す』ページです。
雑記帳過去ログより抜粋)

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2008/09/06 [Sat]

[ゲーム] てとてトライオン!雑感

仕事の方が延々待機状態なので,そのすきにサクっとプレイ。

といっても,クリアしたのは数日前の話しなのですが(^^;
# クリア後に仕事やら私事やらがちょこちょこと発生。

現在徹夜明けで微妙に時間をもてあましている関係で書く気になっただけで,長々と書いている気力はないので結論から。

結構面白かったです。

正直,夏美と手鞠をクリアした段階ではかなり残念感漂う感じだったのですけど,残る鈴姫と一乃がそれらをチャラにできるくらいに楽しめました。

夏美は最終シナリオへのネタフリで未消化な伏線があることに加え,ここが山場というシーンがなく,つまらなくはないけど面白いというほどでもないといった感じ。 声優さんとキャラクターが非常にマッチしていただけになんとも残念。 というかむしろ相方のちーさん(ちさと)シナリオ希望みたいな。 <オイ
# PULLTOPはファンディスク出さないからなぁ……店長とのカップリングでぜひお願いしたいところなんですが。

続く手鞠は,キャラクターの客観的に見た場合の痛々しさ可愛らしさは良かったのですが,本人が学校のシステム管理者という設定もあって他のシナリオでは何となく流されていた,ハイテク学園が陥っていたシステムトラブルの具体的な内容と解決策についての言及があったのですが,これが突っ込み所満載というか多少なりともコンピュータの知識がある人間には耐えがたい無茶設定でどうにも楽しめず(苦笑) というか,システム管理者がファイアーウォールの管理パスワードを知らないという時点でアレなのに(以下略)。

で,鈴姫。 手鞠シナリオで気になるような細かいところは全てうっちゃって「ラブ“コメ”」として純粋に楽しかったです。 鈴姫のマユゲもとい正義感にあふれ生真面目で強気で意地っ張りで万事空回り気味な性格とドタバタシナリオが両輪のごとくバッチリとかみ合った展開が素晴らしい……「キャラゲー」として(笑) いくたたかのん氏のディフォルメイラストも実にマッチしていて物語(というほどのものではないけれど)を盛り上げてくれました。 それと,ライバルキャラ的位置づけもあり,他シナリオに比してよりはっきりと夏美の(主人公に対する)失恋が描かれていたのも本シナリオの魅力かと。

最後,一乃。 トラブルだらけで職員の数も足りない学園を生徒たちみんなの力を合わせて楽しんじゃおうという本作の表のテーマ(だよね?)を最も体現しているシナリオで,高校時代を所属する文化部に全て捧げた私としては,中々にグッとくる内容。 というか,他のシナリオが結構安易にトラブルが解決してしまうのに対して,一乃シナリオは明確に障害として立ちふさがってきた分,盛り上がりどころが分かりやすかったのが勝因か。 惜しむらくは顔の見える(=立ち絵や名前のある)キャラが少なかった分,生徒たちの具体的な頑張りが表に出ていなかった点でしょうかねぇ。 前作のプリンセスワルツのクラスメイト並に,本筋に関係ないキャラの立ち絵があれば……といいつつ,本作も各ヒロイン毎に対になるサブキャラが付いていた分,そこまで手を回していられなかったのでしょうが。 その点はちと残念。

とまぁ,そんなこんなで,PULLTOPのたけやまさみ氏原画の作品の中では,一番楽しめる作品になっていたんじゃないかと。
# 無理にカードバトルとか特殊なシステムを入れなかったのも勝因かも(^^;

また,放送部の鳩子が登場する学園放送「ごきげんくるっくー!」が,場面転換での良いアクセントになると共に,学園のにぎやかさを上手く演出していたのも好印象でした。

ところで,結局プロローグにあった過去イベント(というかなんというか)の人魚の正体は誰だったの? というか,あれってなんかの伏線じゃなかったのかしらん?(^^;

あ,あと,今回は冊子から対談がなくなってしまったのが残念無念。 特に楽曲解説(こちらも対談)が無いのは痛すぎる……orz

蛇足
予算の都合でパスした「天ツ風〜傀儡陣風帖〜」の出来が前作以上によかったらしく激しく後悔中。

いや,今回SFネタじゃないことに加え,負けると女性キャラが酷い目に遭う(婉曲表現)パターンぽかったので保留してたんですけど,失敗したなぁ……。

早いところ確保せねば。 でも,プレイ時間が死ぬほどかかるみたいなんで,プレイできるのはいつのことやら……。

ちなみに,前作の「機械仕掛けのイヴ 〜Dea Ex Machina〜」は個人的に「エロゲSF作品※の金字塔」だと思う。 機械の知性体への進化,ファーストコンタクト物(か?)を少女たちの友情と葛藤,中年オヤジの熱い生きざまやライバル同士の戦いなどを交えて,正面から描いた素晴らしい作品……なんだけど「淫具開発AVG」という皮(これはこれで突き抜けた馬鹿馬鹿しさが素敵なのですけど)をかぶっているおかげで,スルーしちゃう人が多いのが無念過ぎる……。 カードバトルも実はかなり出来いいですし,BGMも格好良い。 名作だと思うんだけどなぁ……。 とりあえずだまされたと思って↓を観てみるとか。

※ 普通エロゲやラノベだと「単分子ワイヤー」だの「荷電粒子砲」だのといった道具立ては名前だけでなんとなく「そういうもの」として安易に済ませてしまいがちなんだけど,本作はいちいちSF的手続きを踏むところからして,一味違う。 たとえそれがどんなトンデモ設定でも(笑)


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